細田守「果てしなきスカーレット」早くも圏外へ、初動大コケの要因は?「懲役112分、罰金2000円」との声まで…

細田守「果てしなきスカーレット」早くも圏外へ、初動大コケの要因は?「懲役112分、罰金2000円」との声まで…

果てしなきスカーレット』(はてしなきスカーレット、英題:Scarlet)は、2025年の日本の長編アニメーション映画。ジャンルはファンタジー・アクション。監督・脚本は細田守、制作はスタジオ地図。 本作はシェイクスピアの悲劇『ハムレット』、ダンテの叙事詩『神曲』の煉獄篇、筒井康隆の小説『時をかける少…
18キロバイト (1,880 語) – 2025年12月1日 (月) 12:09
 細田守監督最新作、「果てしなきスカーレット」がまさかの苦戦を強いられているという話題です。

1 冬月記者 ★ :2025/12/03(水) 09:40:59.36 ID:xe4D7NM+9

https://news.yahoo.co.jp/articles/c9efe76932d061c789c056754a6f8aa64e891f05

「懲役112分、罰金2000円」との声まで…細田守「果てしなきスカーレット」はなぜ低調発進? 前作との“差”から初動大コケの要因を考える

 2025年11月21日に公開された細田守監督の最新作「果てしなきスカーレット」。 

 SNSでは「懲役112分、罰金2000円」とささかれるほど、酷評レビューが目立っている。こうした口コミは公開初日から爆発的に拡散されており、興行収入にも大きな影を落としている。

 前作の「竜とそば*の姫」は、公開から3日間の累計動員60万人・興収8億9000万円を記録した一方、「果てしなきスカーレット」は、公開から3日間の累計動員は13万6000人・興収2億1000万円にとどまっている。

 6億8000万円にも及ぶ差は、なぜ生まれてしまったのか。前作を振り返りつつ、細田守監督ファンが離れてしまった理由を考察していく。

■コロナ禍という逆境で興収66億円を記録した「竜とそば*の姫」の評価

 2021年7月の公開当時、大ヒットスタートを記録した「竜とそば*の姫」。同作は、「時をかける少女」以来となる女子高生ヒロインを描いた作品だ。

 細田守監督の金字塔である「サマーウォーズ」におけるOZ(オズ)のようなインターネット世界<U(ユー)>を舞台に、主人公・鈴の成長を描く。

 本作最大の魅力は、迫力の映像と力強くも美しい歌声を伴った音楽にある。キャラクターの心理描写やストーリーには物足りなさを感じるものの、映像・音楽のクオリティの高さに「良い映画体験だった」と感じた人も多いはずだ。こうした要素が興行収入を押し上げる結果となった。

 そんな「竜とそば*の姫」のテーマとなったのは「美女と野獣」。映画を観た人ならわかると思うが、美女=ベルと野獣=竜のダンスシーンの映像美はまさに圧巻だった。モチーフのわかりやすさや引きとなるダンスシーンが魅力的だった点も、興収を伸ばした要因といえる。

 映像と音楽という2つの要因が多くの観客に刺さった結果、コロナ禍という逆境であったにもかかわらず、最終興行収入66億円という記録をたたき出したのだ。

 こうした記録は一見華やかに見えるが、一方で本作を持って「細田守作品に見切りをつけた」と話す観客も少なくない。

■「時をかける少女」や「サマーウォーズ」と、近年の作品群の違い

 さて、どうして細田守監督作品から多くの観客が離れる結果となったのか。そこには、「時をかける少女」や「サマーウォーズ」からの変化が影響している。細田守監督作品を追いかけ続けているファンには当然の事実かもしれないが、実はかつて栄光を誇った作品群と近年の作品群では「脚本家」が違うのだ。 

 細田守監督作品は「おおかみこどもの雨と雪」以前と「バケモノの子」以降でファンからの評価が大きく分かれることになった。

 名作と名高い「時をかける少女」「サマーウォーズ」「おおかみこどもの雨と雪」の脚本を手掛けたのは奥寺佐渡子氏。いずれの作品も細田守監督ならではの映像美や音楽に加え、緻密な心理描写や重厚なストーリーを楽しめる。

 それもそのはず。奥寺氏は、邦画の実写作品の歴代最高興収を22年ぶりに塗り替えた「国宝」の脚本を担当しているのだ。細田守監督作品の評価には、奥寺氏の脚本が大きな影響を及ぼしている。

 しかし「バケモノの子」以降は脚本から奥寺氏が外れ、細田守監督が脚本も兼任するようになった。するとどうなったのか。映画鑑賞後の満足感が減少したのだ。

 やはり、キャラクターたちの心の動きがしっかり見える脚本は、観客の映画体験を向上させてくれる。

 どれだけ美しい映像や音楽で作品の世界観に引き込んでも、唐突すぎる・整合性がないといういわゆる「ご都合主義」な言動が多すぎると冷めてしまう……これが近年の細田作品に対する現実的な批判だ。

続きはリンク先

続きを読む

続きを見る