【重いランドセル問題】小学校は“置き勉”で登下校時の負担を減らす取り組み
【重いランドセル問題】小学校は“置き勉”で登下校時の負担を減らす取り組み
今回、お邪魔したのは愛知県豊橋市の吉田方小学校。4年生の皆さんに聞きました。
(4年生)
「入っているものが重いと重いけど」
「重いっちゃ重いけど、ランドセル自体が軽くなっているから」
「ランドセルは重いし、背負っている時に汗かきやすいから。リュックとか、そういうバッグの方が好き」
そこで、4年生の児童の教科書やノートが入った状態で、ランドセルの重さを量ってみると…
(記者)
「約4キロ。結構、ずっしりきます」
約4キロは、水が入った2リットルのペットボトル2本分ほどの重さということになりますが、この日は通常の6時間授業なので、特別に重かったり軽かったりする日ではありません。
では、2年生を受け持つ先生に話を聞いてみると。
(吉田方小学校 石川翔大 教諭)
「ランドセル、特に小さい子たち。いまの低学年の子たちは重たくて、登下校がつらいと(保護者からも)聞く」
わが子の体力を心配する声が学校にも届く中…
(吉田方小学校 石川翔大 教諭)
「家庭学習とか宿題で必要な物は持ち帰るが、それ以外の用具に関しては学校のロッカーに置いていく。いわゆる『置き勉』の形をとって、できるだけ負担がないようにしています」
吉田方小学校では全校児童に対し、2023年度から「置き勉」OKにしています。
(4年生)
「(ランドセルの)重さは、置き勉で調節できるからいい」
さて、石川先生の2年生のクラスではタブレットを使った算数の授業が行われていましたが、タブレットは基本的に学校が管理。
長期休暇などの自宅学習が必要なとき以外は児童が持ち帰ることはありませんが、
学校によっては児童が持ち帰るルールになっているところもあり、体への負担は教科書やノートだけではありません。
とにもかくにも、せめてランドセル自体が軽くなるとうれしいという声が。
(4年生)
「いっぱい入って、でも軽くできるランドセルがいい」
「ランドセルの重さが感じられないくらい軽くて、たくさんしまえるランドセルがいい」
小学生が6年間背負うランドセル。
入れる中身もトータルで考えなければ、重さに関する問題は解決しません。
以下ソース
https://news.yahoo.co.jp/articles/ef5c8a8b1f9eb6fc1abd410d8c04c0457a0d228f?page=2