【芸能】“中1から一人暮らし”すがちゃん最高No.1が語る壮絶な子ども時代 「生きていく上で大事なのは“ツッコミ”。変な誘いを回避できた」
【芸能】“中1から一人暮らし”すがちゃん最高No.1が語る壮絶な子ども時代 「生きていく上で大事なのは“ツッコミ”。変な誘いを回避できた」
栃木県那須町で焼けた夫婦の遺体が見つかった事件や闇バイトなどの背景にあると指摘される、匿名・流動型犯罪グループ、通称「トクリュウ」の存在。SNSなどの呼びかけで集まっては解散を繰り返し、犯罪に及ぶ集団のことだ。『ABEMA Prime』では若者が手を染めてしまう背景として貧困や劣悪な家庭環境が関係しているのでは?というテーマで議論をする中で、お笑いトリオ・ぱーてぃーちゃんのすがちゃん最高No.1が過酷な生い立ちを語った。
すがちゃん最高No.1は3歳で母親と死別後、2階建ての家で父・叔母・祖父・祖母と5人で暮らす。しかし、父がたびたび女性を家に連れ込んだり家出したりしたことで、叔母が疲弊し一緒に入水自殺未遂。叔母だけが家を出ていくと、祖父と死別、祖母が施設に入居し、中学1年生で一人暮らしを開始することに。友達の家で料理を学ぶなどし生き抜いてきた。上京後、番組ADを経て芸人になり、「家族貧困ネタ」を披露したところ共感の声が寄せられた。
すがちゃん最高No.1は「親父から“悪いことをしてもいいけど、ダサいこと、男としてかっこ悪いことをするなよ”と言われていた」と説明。「1人で住んでいることは、学校の友達とか周りの誰にもバレたくなかった」と話す。
生活資金は、祖母の年金の一部や叔母の仕送りなどで月2、3万程度。「スーパーも中学生が1人でいるのはおかしいので、あまり人がいない閉店間際の時間に行ったり、あたかも料理が好きそうな男の子の顔をしながら、苦しさを出さずに歩いていた」と明かす。
そんな環境の中で非行に走ることは考えなかったのか。「例えばヤンキー漫画で、ケンカをしてもダサい金儲けはしないようなかっこいいキャラがいる。そういうものに強く憧れを持っていて、犯罪には行かなかった」。
逆に引き込まれそうになったことはないのか。「うちが溜まり場になることもあったし、周りにヤンチャなツレもいた。ただ、生きていく上で“ツッコミ”が大事だと思っていた。『こういうことをやらない?』と誘われた時、『いや』と言うより『するか!危ない』という感じで突っ込むと、ライトに回避できる感覚があった」と語った。
元埼玉県警で刑事コメンテーターの佐々木成三氏は「その群れに入っては駄目だ、そこに流されない、という感覚があったのかもしれない」とコメント。ネット掲示板「2ちゃんねる」創設者のひろゆき氏は「友達が多かったのか? まともな友達もいたら、こいつはヤバい奴だと比較できる」と尋ねる。
これにすがちゃん最高No.1は「友達は多かった。普通と普通ではないことの区別はちゃんとついていた」と答えた。(『ABEMA Prime』より)