【芸能】タモリ、ライブで小沢健二の『さよならなんて云えないよ』に聴き入る 「生命の最大の肯定」と歌詞を大絶賛
【芸能】タモリ、ライブで小沢健二の『さよならなんて云えないよ』に聴き入る 「生命の最大の肯定」と歌詞を大絶賛
小沢健二とスチャダラパーが4月26日、NHKホールで開催された『今夜はブギー・バック発売30周年記念ライブ「ぶぎ・ばく・べいびー」』に出演した。このライブの観客席にタモリがいたことがネット上で話題になっており、小沢自身もXでタモリのために披露した楽曲があると伝えている。
小沢健二は27日、「#小沢健二 ライブにタモリさんいらしてました」というファンのポストを引用し、「タモリさんがいらっしゃると聞き、『さよならなんて』を入れました」と明かしている。小沢の10作目のシングル『さよならなんて云えないよ』(1995年)の歌詞は、タモリから直接「あれは生命の最大の肯定」と大絶賛された曲なのだ。
それは1996年1月に放送された『笑っていいとも!』の人気コーナー「テレフォンショッキング」のゲストに、小沢が登場した時のことだ。当時のタモリは「本当に歌の歌詞で“あぁ”ってなった人は、この人しかいない」と小沢を嬉しそうに紹介し、特に彼の楽曲『さよならなんて云えないよ』について語り始めた。「(あの歌詞は)鹿児島で作ったんだっけ?」「車でよく作るんだよなぁ。思いついたら車を停めて書いてるって」「あと、蕎麦屋で思いついて箸袋に書いてるって」と、タモリはよほど小沢の楽曲が好きなのか驚くほど詳しかった。
特にタモリは同曲の歌詞について、「“道を行くと、向こうに海が見えて、きれいな風景がある”―そこまでは普通の人は書くんだけれども。それが“永遠に続くと思う”というところが凄いよ」と小沢への賛辞が止まらず、「つまり“生命の最大の肯定”ですね」と結論付けた。小沢はテレフォンショッキングが「すみません、ものすごい硬い話になっちゃった」と恐縮していたが、タモリは「このフレーズは本が1冊書けるくらい内容のあることなんだから、大学行って勉強したことが凄いものになってるんだよね」と、彼が東京大学で学んだことが歌詞に生かされていると感心していた。
26日のライブでタモリを見つけた小沢のファンは、「さよならなんての“左へカーブを曲がると”“南風を待ってる”で大きく頷かれて。歌詞聴いてらした」と報告している。『さよならなんて云えないよ』が発売されてから29年、タモリの中で今も特別な一曲であることは間違いないようだ。
(TechinsightJapan編集部 みやび)