【社会】アクセサリー作家が「超欲しかった本が届いた」 120年前の貴重な資料に「これいいなあ!」「キテレツ大百科みたい」
【社会】アクセサリー作家が「超欲しかった本が届いた」 120年前の貴重な資料に「これいいなあ!」「キテレツ大百科みたい」
今から120年以上前、明治時代に発行された書籍を手に入れた喜びの画像がX(旧Twitter)に投稿され、記事執筆時点で110万回表示を突破、約3万件のいいねを集めるなど、注目されています。
●海外でも話題の本、原本でゲット
投稿者は、Xユーザーでアクセサリー作家のGARAGE(@slowdelay)さん。キノコや植物など自然の形と歴史ある装飾文化的なデザインをモチーフにジュエリーを製作、アカウントに投稿しています。
今回は、現在興味を持っているという日本画の「波紋」柄ばかり集めた古書『波紋集』の原本を入手した喜びを投稿しました。海外にもファンがいるという有名古書入手の報告には、好事家なユーザーたちから「いいなー! うらやましいっ」「宝物感!」などの声が寄せられています。
GARAGEさんは装身具の作家として東西問わず古典の美術様式や紋様などを勉強しており、この波紋集も浮世絵や日本画を調べていく中で見つけたそうです。京都の古書店から購入し、金額は2万円程度だったとのこと。投稿がたくさんの人の目に触れたことに対し「起きたらバズっててびっくりしました。日本の紋様きれいですよね」とコメントしています。
●保存状態も良好
表紙こそ少々痛みがあるものの、2枚目、3枚目の画像で確認できる各ページは、大きなシミや日焼けもなく、保存状態の良さが伝わってきます。この書籍、実は数年前からインターネット上で話題になっていて、海外からも注目される専門書。アメリカのWebサイトでは、PDFデータの形でダウンロードできるのですが、GARAGEさんは「がっつり実用したかったので原本が欲しかった」とのこと。
●日本画の世界をまとう新シリーズが登場
投稿を見たユーザーからは、「古文書の世界」「こんな本があるのですね」など、驚きのコメントが続々。その後、GARAGEさんは「日本の波紋様と尾形光琳の国宝『紅白梅図屏風』から着想を得てできた」というゴールドのリングを投稿。早速創作活動に生かされている様子が伺えますね。
今後もジュエリー作品として勉強の成果を投稿するとのこと。作品情報や製作の様子などはBlueskyにて公開予定です。公式Webサイトでは、1月25日21時から31日まで期間限定でWebShopをオープン。記事で紹介したゴールドのリングも購入できるそうです。
画像提供:(@GARAGE)さん