【芸能】長澤まさみ、大森立嗣との再タッグで時代劇映画初主演『おーい、応為』で“葛飾北斎の娘”演じる

【芸能】長澤まさみ、大森立嗣との再タッグで時代劇映画初主演『おーい、応為』で“葛飾北斎の娘”演じる

『おーい、応為』での長澤まさみさんの北斎の娘役、これまでとは一味違う彼女の姿を見られるのが待ち遠しいです!大森立嗣監督との組み合わせは、作品のクオリティに期待が高まりますし、時代劇というジャンルでの彼女の新たな魅力が引き出されるのではないかと思います。

大森立嗣が脚本と監督を務め、長澤まさみが主演する映画『おーい、応為』が10月17日(金)に公開されることが決定。ティザービジュアルが解禁された。

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本作は、江戸時代を代表する浮世絵師、葛飾北斎の弟子であり娘の葛飾応為(かつしかおうい)を主人公にした時代劇映画。浮世絵を含めた芸術は男の世界だった江戸時代において、北斎の娘という境遇はありながらも、数少ない女性の絵師として活躍した応為。父、北斎も「美人画では敵わない」と認めるほどの絵の才を持ちながらも、短気で気が強く、煙草がやめられない豪快さをあわせ持つ応為を演じるのは、今回の作品で時代劇映画初主演となる長澤。

脚本と監督を務めるのは『日日是好日』(18)、『星の子』(20)、『湖の女たち』(24)の大森立嗣。大森と長澤は、長澤が第44回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞ほか同年の映画賞を総なめにした映画『MOTHER マザー』(20)以来、2回目のタッグとなる。大森にとっても初の時代劇映画監督作となる本作。再び長澤を主演として迎えたことについて「長澤まさみと言う女優はいつだってすごくいい。でもこの映画の長澤まさみは最高かもしれない」と賛辞を贈る。

撮影は2023年、1か月強にわたり京都などで敢行されたが、クランクイン前から独特の筆の持ち方をする浮世絵の練習を重ねたという長澤。彼女は2度目のタッグとなる大森との撮影を「大森監督はパッションが強い方。演じることに向き合うことより、自分と向き合える時間を与えてくれました。心に灯った火を見つめる眼差しに、映画作りへの深い愛情を感じます」と振り返った。演じた応為に関しては「子どもの様な大胆さがあり、人の目を気にせず自由に生きます。その姿は現代の女性の匂いを纏っていて、カッコいい。知れば知るほど、味わい深い人物で、実際に彼女に会ってみたい、見てみたいと思いました。絵や北斎に対しては、まるで人生そのものをかけているようで、勇ましく神々しい。その全てに、私は憧れを抱きながら演じていました」と想いを語った。そして作品について「凄まじい情熱を持って生きた父娘の姿を温かい目で見てもらいたい。そんな映画になっていると思います」とコメントを寄せている。

一方、大森も撮影を振り返り「長澤まさみさんの演じる応為がオンボロ長屋で佇む姿がいまだに脳裏に焼きついて離れません。おそらく長澤さんは、長澤さんとしてでも、応為としてでもなく、ただの一人の誰か、体の大きな、キセルと犬と絵が好きな、江戸の長屋にいるある女として、そこにいたのだと思います」と回想している。

北斎の娘であり右腕、やがて類稀なる絵の才能を開花させていく本作の主人公のお栄は、北斎から「葛飾応為」という画号(画家や書家などが本名とは別に用いる名前)を授かる。それはいつも北斎が「おーい、飯!おーい、筆!」となにかにつけて、お栄に用を頼むことから付けられた、師匠から弟子へ、父から娘へと渡された名前だ。茶も入れられず、針仕事もできないが、親ゆずりの画才と豪胆さで、男社会を駆け抜けていった先駆的な女性アーティスト、葛飾応為とは、どのような人物だったのか、期待が高まるタイトルだと言える。

このたび解禁となったティザービジュアルは、長澤演じる応為が、筆を手に持ちじっとこちらを見据える印象的な一枚。圧倒的な評価を受ける浮世絵師の父と同じ道を自ら選び、厳しくも豊かな日々を送る応為から放たれるセリフ、そして意志の強さを感じさせる表情から彼女の波乱の生きざまが垣間見られる。

長澤が時代劇映画初主演作で謎多き絵師を演じる本作。共演者などの続報も要チェックだ!

■<コメント>

長澤まさみ(葛飾応為役)

「大森監督はパッションが強い方。演じることに向き合うだけでなく、自分と向き合う時間を与えてくれました。そして私の心に灯った火を見つめる眼差しに、映画作りへの深い愛情を感じます。応為は子どもの様な大胆さがあり、人の目を気にせず自由に生きます。その姿は現代の女性の匂いを纏っていて、カッコいい。知れば知るほど、味わい深い人物で、実際に彼女に会ってみたい、見てみたいと思いました。絵や北斎に対しては、まるで人生そのものをかけているようで、勇ましく神々しい。その全てに、私は憧れを抱きながら演じていました。凄まじい情熱を持って生きた父娘の姿を温かい目で見てもらいたい。そんな映画になっていると思います。どうぞ、宜しくお願いします」

●大森立嗣(監督、脚本)

「応為という女性は北斎(鉄蔵)の娘で、北斎と生活をともにした。絵の才能は抜群だった。彼女の描く美人画は伸びやかで美しく、北斎は自分よりいいと言った。だが残されている作品は数少ない。谷川俊太郎風に言えば、応為はこんなことを思っていたのかもしれない。『そんなこと思ってないよ』と応為は言うだろうけど。

生きているということ

いま生きているということ

それは鉄蔵のイビキを聞くということ

煙草を吸うということ

泣けるということ

笑えるということ

怒れるということ

それは葛飾北斎

すべての美しいものに出会うということ

長澤まさみさんの演じる応為がオンボロ長屋で佇む姿がいまだに脳裏に焼きついて離れません。おそらく長澤さんは、長澤さんとしてでも、応為としてでもなく、ただの一人の誰か、体の大きな、キセルと犬と絵が好きな、江戸の長屋にいるある女として、そこにいたのだと思います。

それは息をしているということ

あなたの手のぬくみ

いのちということ

長澤まさみと言う女優はいつだってすごくいい。でもこの映画の長澤まさみは最高かもしれない」

文/スズキヒロシ

長澤まさみ、大森立嗣との再タッグで時代劇映画初主演『おーい、応為』で“葛飾北斎の娘”演じる/[c]2025「おーい、応為」製作委員会

(出典 news.nicovideo.jp)

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