【芸能】『トリビアの泉』発『踊る大捜査線』スピンオフ、18年ぶり全編ノーカット放送
【芸能】『トリビアの泉』発『踊る大捜査線』スピンオフ、18年ぶり全編ノーカット放送
フジテレビ系バラエティ特番『芸能界ウケ宝映像グランプリ~芸人に一番ウケた瞬間を聞いたらスゴかった30連発~』が、きょう26日(21:00~)に放送される。
この番組は、人気芸能人が「これまでで一番ウケたから後世に残しておきたい!」と自らセレクトした貴重なお宝映像=“ウケ宝映像”を次々と紹介するもの。視聴者の記憶に残る名場面から、出演した芸能人本人しか覚えていない珍場面まで登場する。
昨年1月27日に放送した『芸能界ウケたから残して映像グランプリ』に続いての第2弾となる今回も、くりぃむしちゅーの上田晋也がMC、有田哲平が審査委員長として登場。スタジオでは、上田と宮司愛海アナの進行のもと、VTR出演を含む数多くのゲストたちが、それぞれ自身で選び抜いた“一番ウケだ瞬間”を熱くプレゼンする。
スタジオゲストとして番組を盛り上げるのは、朝日奈央、伊集院光、大久保佳代子(オアシズ)、神田愛花、カンニング竹山、劇団ひとり、近藤春菜(ハリセンボン)、柴田英嗣(アンタッチャブル)、津田篤宏(ダイアン)の9人。
またVTRゲストとして、秋山竜次(ロバート)、あばれる君、飯尾和樹(ずん)、井口浩之(ウエストランド)、井森美幸、尾形貴弘(パンサー)、狩野英孝、小峠英二(バイきんぐ)、高橋克実、どぶろっく、なすなかにし、錦鯉、野田クリスタル(マヂカルラブリー)、ハリウッドザコシショウ、吉村崇(平成ノブシコブシ)が登場する。
劇団ひとりは、第1弾でも紹介した『オモクリ監督~O-Creator‘s TV show~』(14年)から、自身が監督・脚本・主演を務めたショードラマを紹介。プレゼンするのは、「旅」をテーマにした1編で、初めての沖縄旅行で浮かれまくる若者の悲喜劇が描かれる。現在の“映画監督・劇団ひとり”の才能の片鱗を感じさせる演出の語り口はもちろんのこと、“俳優・劇団ひとり”の真骨頂ともいうべき熱演に要注目。とりわけ、劇団ひとりが「『オモクリ監督』の中でも一番“いい顔”で終わる作品を選んだ」と自信を持って語るほどの、ラストシーンの悲哀に満ちた表情とは。
大久保が紹介するのは、おなじみの芸人大喜利王決定戦『IPPONグランプリ』に出演した際(13年、14年)、見事“IPPON”を獲得した瞬間。下ネタというにはあまりにも味わい深い、大人の雰囲気漂う爆笑回答の数々は、まさに大久保ワールド全開。大喜利が得意な実力派芸人たちに負けじと、次々と会場の笑いをかっさらっていく大久保の姿に、スタジオの女性陣も感服しきりだ。さらにオマケ映像として、同じく『IPPONグランプリ』から、カンニング竹山の「まったくウケなかった」迷回答集も。
『トリビアの泉~素晴らしきムダ知識~』(02~06年)や『爆笑レッドカーペット』(07年)など、バラエティにも多数出演している俳優・高橋克実が、“一番ウケた瞬間”として挙げるのは、自身が主演した、大ヒットドラマ『踊る大捜査線』シリーズのスピンオフ作品『警護官 内田晋三』。
07年放送の『トリビアの泉SP』の目玉企画として制作したショートドラマだが、脚本の君塚良一、監督の本広克行ら本家のスタッフが手掛けた、正真正銘の『踊る』シリーズの系譜を継ぐ1作。主人公・内田晋三役の高橋をはじめとする俳優陣の演技や、大掛かりなロケなど、そのクオリティの高さは保証済みだ。今回はこの貴重な作品を、18年ぶりに全編ノーカットで放送する。「この番組がなかったら、二度と見られなかったかもしれない…」と、有田審査委員長らスタジオの一同も大興奮する。
そして第1弾と同様、審査委員長の有田も“ウケ宝映像”のプレゼンターの1人として、しっかりエントリー。03年放送『爆笑そっくりものまね紅白歌合戦スペシャル』で、相方の上田とともに披露した「似てるかわからないものまね」の映像を紹介する。これまでいろいろなものまねを散々披露してきたため、ネタが尽きてしまった有田が、本人いわく「ゲリラ精神」で “試合後にインタビューを受ける長州力”といった誰も元ネタを知らないものまねを披露したところ、大ウケしたという。
この数年後に一大ブームを巻き起こすことになる『ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ』誕生のきっかけにもなったという、くりぃむしちゅーのマニアックものまねが公開される。スタジオでは、劇団ひとり、神田らが、とっておきの「似てるかわからないものまね」を披露する一幕も。
さらに、こちらも第1弾と同じく、「僕は今回エントリーしていません」と言う上田に代わって有田が選んだ“上田のウケ宝映像”が登場。2005年放送の『第42回新春かくし芸大会』で、くりぃむしちゅーが、劇団ひとり、アンタッチャブルとともに挑戦した決死のかくし芸「ロード・オブ・ザ・スタント」を紹介する。柴田英嗣が運転する車に、併走する別の車から山崎弘也が飛び移ったり、劇団ひとりが燃えさかる炎のトンネルをくぐり抜けたり、有田は猛スピードで車を走らせてジャンプし、4台並んだ車の上を飛び越えたりと、メンバーがみんな、危険きわまりないカースタントを繰り広げる中、上田1人だけが、その真剣な表情とは裏腹に…。「これが、今の上田の仕事のスタイルが確立した瞬間です!」と有田が力説する衝撃のシーンとは。
その他、ハリセンボン近藤の“「○○じゃねーよ」傑作集”や、アンタッチャブル柴田が、ドバイロケで繰り出した“空中高速移動ツッコミ”、正月恒例の特番『お笑いオムニバスGP』の名物企画「ドッキリツッコミGP」でのカンニング竹山&ダイアン津田の見事すぎるリアクションの数々、そして伊集院が出演していた深夜番組で起きた“ゆるい時代だから放送されたハプニング”などが登場する。
くりぃむしちゅーのコメントは、以下の通り。
――今回の収録の感想をお聞かせください。
有田「さすがに皆さん、ご自分の長い芸能人生の中から選び抜いた面白映像を出品してくれているので、どれも見応え十分でしたね。しかも、当時ひそかに本人が抱えていた思いだったり、舞台裏での出来事だったり、そういったエピソードを聞きながら見ていると、より面白くなってくるんですよ」
上田「そうそう、“実はあれが自分の芸風のルーツになっているんです”みたいな裏話を聞くとね、その人の魂というか、ほとばしるような熱いものを感じて、ついつい見入っちゃいますよね」
――今回、上田さんのルーツも明かされましたね(笑)
有田「はい、やっと見つけました(笑)」
上田「いやいや、あれは違うって! ルーツどころか、そもそも記憶に残ってないから」
有田「(笑)。いずれにしても、“ウケた瞬間”というコンセプトさえ守っていれば何でもありの番組になってきてますよね。その分、僕の夢である“週1のレギュラー化”にどんどん近づいてきていると思います」
上田「ただ気になるのは、第1弾と比べると若干、下ネタが多かったかなっていう…(笑)」
有田「いや、芸人ってね、追い込まれるとどうしても下ネタが出てくるもんなのよ(笑)。それこそ“ウ○コ”とか“チ○チ○”とかって、すべての芸人のルーツだと思うんだよね。子どもの頃はみんな、そんな単語を聞いただけで大笑いしてたわけだから。そこはもう、あらがえないでしょ」
上田「そうだね、考えてみたら俺も自分が小さかった頃、どうやってみんなを笑わせてたかっていったら、お尻を出すか顔芸か、どっちかだったもんな(笑)」
――では最後に、『芸能界ウケ宝映像グランプリ』の見どころを教えてください。
有田「“視聴率が高かった瞬間”とか、“視聴者がもう一度見たい瞬間”を紹介する番組は、割とよくあると思うんですけれども、この番組では、芸人自らが選んでいます。世間では全く知られてないかもしれないけど、本人の中では、これが一番ウケたんだっていう。ここがミソでございます。プロの芸人が、“このときの自分は面白かった”と恥ずかしげもなくプレゼンしている、臆面もなく自薦している(笑)、そのさまを楽しんでいただければと思います」
上田「テレビをご覧の皆さんも、例えば高校時代の同級生と飲みに行ったりすると、だいたいいつも同じ話になるじゃないですか。“入学式のとき、こうだった”、“部活の合宿に行ったとき、こうだった”みたいな。でもそういうときって、たいてい“お前がこんなこと言ってた”とか“あいつがこんなことやってた”っていう話になるでしょ?でも、それをあえて自薦でやってみたら面白いと思うんですよ、“実は俺は、こう思ってたんだ”とかね。そうすると、いつもとちょっと違う角度の話ができたりするんじゃないかなって。そういう意味では、この番組も割と新しい角度のトーク番組になってると思いますね」
有田「確かに。もういっそのこと、“自薦”というものがブームになったらいいのにね」
上田「でもそうなると、俺の映像だけ有田が選んでるの、なんかおかしくない?他は全部自薦なのに俺だけ他薦っていうのは、ちょっと納得いかないわ(笑)」
(C)フジテレビ
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