【社会】有線イヤフォンが若者の間で再び流行 ファッション性だけでなく“実用面”でも優れている理由
【社会】有線イヤフォンが若者の間で再び流行 ファッション性だけでなく“実用面”でも優れている理由
若者に人気の有線イヤフォン ファッション性だけでなく“実用面”でも優れている理由 有線イヤフォンが若者の間で再び流行しているという。 若者向けマーケティング機関の「SHIBUYA109 lab.」が発表したZ世代のトレンド予測… (出典:) |
2025年05月09日 13時20分 公開
有線イヤフォンが若者の間で再び流行しているという。
若者向けマーケティング機関の「SHIBUYA109 lab.」が発表したZ世代のトレンド予測のファッション・コスメ部門に「有線イヤフォン」が挙がっている。イヤフォンのコードをネクタイのように垂らして使うなど、ファッションアイテムとしても再度注目されているようだ。
ファッション性だけでなく、実用面でも有線イヤフォンが優れている部分は多い。今回はそんな有線イヤフォンのメリットについて考えたい。
(中略)
そんな有線イヤフォンも、時代と共に進化を遂げている。有線イヤフォンが再注目される理由の1つとして、スマートフォンやタブレットから3.5mmイヤフォンジャックが省かれ、USB Type-C端子のイヤフォンが増えたことが大きいと考える。以降は各社から多くの商品が登場している。
(中略)
USB Type-Cイヤフォンは利便性だけでなく、音質強化にも新しい流れをもたらした。一部メーカーの機種には専用のアプリからイヤフォンのチューニングを変更できるものも登場した。これはDACチップ(アンプ含む)とイヤフォン本体で音の要素が完結する1つのオーディオシステムと評価できる構成になったことで、メーカー側もより多くの環境で意図した音を出せるようになった。この考えは完全ワイヤレスイヤフォンにも通ずるところがある。同じ方向性で従来の有線イヤフォンをスマートフォンでも高音質で楽しみたいという声には、バスパワー動作のUSB DACが応えてくれる。
(中略)
最後に本誌が実施したイヤフォンは「ワイヤレス」「有線」と題したアンケートの結果を見ていこう。ここではワイヤレスイヤフォンが38%と優勢なものの、有線イヤフォンの利用者も30%と決して少なくないことが分かった。また、用途や場面に応じて両者を使い分けると回答した方も30%だったことを踏まえると、有線イヤフォンを使う人の割合は半数以上と依然高い。線のある商品が過去のモノのように思われがちだが、実態はそうではないようだ。
現在はワイヤレスイヤフォンが主流になりつつあるが、有線イヤフォンの支持も根強い。一方で、取り回しや利用時のストレスを考慮すると、ワイヤレスイヤフォンが優位な場面が多いことも事実。双方が得意とする用途をカバーすることは難しい。場面に応じて使い分ける二刀流がおすすめと考える。
有線イヤフォンには、高音質や低遅延という利点があることはもちろん、冒頭に触れたファッション要素、エモーショナルな要素もある。長く使うという点でも、物理的なバッテリーを持たないため非常に優位に働く。筆者の手元にも10年以上前に発売された機種がいまだに現役だ。
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