【漫画】『めぞん一刻』五代は響子より長生き?←パチンコで答えが出ていた 高橋留美子作品の知られざる「その後」
【漫画】『めぞん一刻』五代は響子より長生き?←パチンコで答えが出ていた 高橋留美子作品の知られざる「その後」
かつて一世を風靡した漫画家の高橋留美子先生によるマンガといえば、老若男女問わず、いつの時代も愛されるものばかりです。最近もTVアニメ『うる星やつら』や『らんま1/2』が再アニメ化され、令和になっても高橋留美子作品の話題は尽きません。実は、高橋留美子作品のなかには、原作では描かれなかった「その後」のエピソードが描かれていました。この記事では『めぞん一刻』と『犬夜叉』の「その後」のストーリーをあげていきます。
例えば、1980年から1987年まで「ビッグコミックスピリッツ」(小学館)にて連載されたマンガ『めぞん一刻』は、特殊な形で「その後」のエピソードが判明しました。同作は、古い安アパート「一刻館」を舞台に、その管理人である「音無響子」と、同アパート5号室の住人である「五代裕作」の恋愛模様を描いた作品です。1986年から1988年にかけてアニメ版も放送されました。
原作とアニメ版の最終話では響子と五代が結婚し、時を経て第1子「春香」を出産して一刻館へ帰ってくる姿が描かれます。「ここはね…パパとママが初めて会った場所なの…」という響子のセリフで、物語は幕を下ろしました。
ふたりの「その後」が描かれたのは、原作完結から30年後、2017年6月のことです。パ*メーカーHEIWAより登場したパ*「CRめぞん一刻~約束~」の当たり演出で、春香の成長を中心に響子と五代が幸せに過ごしている様子が描かれます。
続いて、喪服とおぼしき黒いスーツ姿の年齢を重ねた五代が登場し、響子との思い出を振り返ります。そして、いつしか学生の頃の姿となった五代は一刻館に戻り、エプロン姿の響子と再会、響子の「約束を守ってくれて…ありがとう」という言葉と、桜の木の下で響子に膝枕される五代の姿で締めくくられるのでした。
おそらく五代はプロポーズのときに誓った「1日でいいから、あたしより長生きして」という響子との約束を守り、彼女を見届けたあとに自らもその人生に幕を下ろしたのでしょう。
また、「週刊少年サンデー」(小学館)にて1996年から2008年まで連載された『犬夜叉』も、続編のオリジナルアニメで最終話の「その後」が描かれています。同作は、妖怪が存在する戦国時代と現代を舞台に繰り広げられるファンタジー活劇で、アニメ版は2000年から2004年まで『犬夜叉』、2009年から2010年まで『犬夜叉 完結編』が放送されました。
現代から戦国時代にタイムスリップした中学生のヒロイン「日暮かごめ」と半妖の「犬夜叉」を中心に物語が進み、完結編の最終話でラスボス「奈落」を倒した後、かごめは現代に強制的に送り返され、時代を行き来できる「骨喰いの井戸」が閉ざされます。
かごめは現代で犬夜叉に思いを馳せる日々を送るなか、再び骨喰いの井戸が開きます。その匂いにいち早く気付いた犬夜叉が井戸のなかに手を差し出すと、かごめがギュッと握り、奇跡の再会を果たすのでした。
そして、2020年に放送が始まった続編『半妖の夜叉姫』には、犬夜叉とかごめの娘「もろは」が登場し、ふたりの間に半妖の子供が生まれたことが判明しています。