【音楽】BLANKEY JET CITY、『イカ天』から伝説へ… 音楽のプロたちも心酔「3人とも圧倒的に演奏力が違う」
【音楽】BLANKEY JET CITY、『イカ天』から伝説へ… 音楽のプロたちも心酔「3人とも圧倒的に演奏力が違う」
7/14(月) 11:00
制作の裏側や専門テクニックといった“マニアックな知識”までを掘り下げる『EIGHT-JAM』。7月13日(日)の同番組では、今もなお熱狂的な支持を集めるバンド・BLANKEY JET CITY、そしてTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTの特集が放送された。
共に1990年代にデビューしたBLANKEY JET CITYとTHEE MICHELLE GUN ELEPHANT。『ホコ天』『イカ天』といったバンドブーム、B’zやMr.Children、スピッツなどロックバンド楽曲の大ヒット、『FUJI ROCK FESTIVAL』など大型ロックフェスの誕生…。そんな時代に活動したBLANKEY JET CITYとTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTは、ロックシーンにおいて一体どんな存在だったのか?
今回はブランキー・ミッシェルのファンでそれぞれメンバーとも交流のあるThe Novembers/THE SPELLBOUNDの小林祐介と、東京スカパラダイスオーケストラの加藤隆志と茂木欣一がスタジオに集結。伝説の2組のスゴさに迫る1時間となった。
アマチュアバンドの登竜門として人気を集めた『三宅裕司のい*バンド天国』(通称:イカ天)で勝ち抜き、デビューを掴んだのが結成間もないBLANKEY JET CITYだ。
浅井健一(Vo/Gt、愛称ベンジー)、照井利幸(B)、中村達也(Dr)による3ピースロックバンドで、1991年にメジャーデビュー。テレビ以外のライブシーンでも人気を広げ、多くのアーティストに影響を与えた。
2000年には『FUJI ROCK FESTIVAL』で盟友THEE MICHELLE GUN ELEPHANTとともに日本のバンドとして初のヘッドライナーを務め、惜しまれつつも解散した。
彼らを『イカ天』出演時から注目していたという茂木は、「他のバンドと明らかにテレビのスピーカーなのに音が違う。本当にアマチュアかなこの人たちと…」と驚いたという。加藤も「3人とも圧倒的に演奏力が違うし、あと歌詞がやっぱりすごい独自の世界観」と絶賛していた。
さらにBLANKEY JET CITYの魅力について、加藤は「3人の圧倒的な演奏技術、存在感。ベンジー(浅井健一)の歌詞、楽曲のセンス。照井さんの美学。中村達也さんの演奏技術、パンクロッカーとしての生き様」と明*。そして小林はこのように語っている。
「自分たちのルーツの庭の中から出ず/出られず、そこでのやりくりで終わるバンドもいますが、彼らはその庭をとっとと出て行き、心の赴くがまま傷を負いながらも自由に旅をしていたバンドのように思います。不良少年のロードムービーがそのまま音楽になったような…」
また、番組ではBLANKEY JET CITYの貴重なライブ映像とともにそのルーツを振り返ると、加藤は「泣けてきた」と感激。「ライブ映像を久しぶりに観て思い出すことは、やっぱりお客さんと演者との間にもすごく緊張感があって。今のロックフェスティバルはお客さんと一緒に楽しむような感じある。でも、ブランキーは3人で戦っている。ステージで戦っているのをみんな興奮しながら観ているような感覚。やっぱりロックのライブってこんなだった」と感慨深げな様子だった。