【テレビ】増加する「人気声優」の地上波レギュラー その一方で〝消えるかもしれない〟と噂される人の「共通点」
【テレビ】増加する「人気声優」の地上波レギュラー その一方で〝消えるかもしれない〟と噂される人の「共通点」
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増加する「人気声優」の地上波レギュラー…その一方で〝消えるかもしれない〟と噂される人の「共通点」 …『宮野真守』などの人気声優がテレビ業界に進出中!アニメ『DEATH NOTE』の夜神月(やがみライト)役などで知られる人気声優の宮野真守(42)が、… (出典:FRIDAY) |
増加する「人気声優」の地上波レギュラー…その一方で〝消えるかもしれない〟と噂される人の「共通点」
’24年10月クールのドラマ『ウイングマン』(テレビ東京系)では宮野扮する北倉先生ことキータクラーの怪演ぶりが主役を喰っていると話題に
アニメ『DEATH NOTE』の夜神月(やがみライト)役などで知られる人気声優の宮野真守(42)が、子役時代から所属していた劇団ひまわりを退所。唐沢寿明(62)や川口春奈(30)らが所属する大手芸能事務所・研音への移籍を発表した。
「研音の期待は大きく、専用の送迎車にチーフや現場担当ら3人のマネージャーがつく、VIP待遇だそうです。これまで宮野と仕事をしてきた業界関係者は概ね歓迎していますが、″ギャラが上がったり、小さな仕事を引き受けてもらえなくなったりするのでは″と危惧する声も一部であがっていますね」(制作会社ディレクター)
ここ数年、『半沢直樹』(TBS系)など話題作への出演が増えていたが、大手事務所のバックアップによってこの流れは加速しそうだ。宮野のように、ドラマや映画、バラエティーにレギュラー出演する声優が増えている理由は何なのか。
「いまや人気職業ですから、若手だと小さい頃から声優志望だった人が多いのですが、中堅以上だと元子役とか、俳優やタレントを目指すなかで先に声優で花開いた苦労人が少なくない。俳優やタレントの仕事のオファーはウェルカムなんです。熱心なファンを抱える声優ならSNSでの拡散力もある。ネットニュースで取り上げてもらいやすいので、起用する側にもメリットが多いんです」(キー局プロデューサー)
放送中のNHK連続テレビ小説『あんぱん』には、高知新報の月刊誌編集長役で津田健次郎(54)が出演中。『テニスの王子様』や『ゴールデンカムイ』、『呪術廻戦』でファンを虜にした″イケボ″がニュースで取り上げられている。
「見逃し配信が定着したいま、話題になることが何より重視されています。放送後であっても、再生回数を稼げますから。声優などニュースになりやすい異業種の有名人の起用はますます増えるでしょうね」(芸能プロ幹部)
お昼の情報バラエティ『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)には、『ドラえもん』ジャイアン役の木村昴(35)、『ぽかぽか』(フジテレビ系)には『鬼滅の刃』甘露寺蜜璃役の花澤香菜(36)とこれまた人気声優が起用されている。「若いスタッフに声優ファンが増加していることが大きい」と前出の制作会社ディレクターは指摘する。
「テレビ離れが進んでいるいま、若い視聴者を獲得するため、若手スタッフの意見が採用されるケースが増えました。そのなかで、人気声優の名前があがってきているわけです」
人気声優の他業種への進出は一過性のものではなく、さらなるボーダレス化が進むと見られているが、前出のキー局プロデューサーは「人気声優という肩書があってこその起用なのに、なかには本業の声優業を二の次にし始めている人もいる」と警鐘を鳴らす。
「そういう人はどちらの世界からも需要がなくなる可能性が高い。ドラマ起用に関しても、声に特徴があるがゆえにうまく演じわけられる人じゃないと演技がワンパターンになる。爪痕を残そうとバラエティ番組で芸人のようなふるまいをする声優もいますが、あれも企画によっては逆効果です」
己の強みを知る者だけが生き残るのだ。