【芸能】『ドラゴンボール』アニメ続編、来年再始動が濃厚? 完全新作はあり得るのか… どう発展させるかカギ
【芸能】『ドラゴンボール』アニメ続編、来年再始動が濃厚? 完全新作はあり得るのか… どう発展させるかカギ
『ドラゴンボール』アニメ続編、来年再始動が濃厚?完全新作はあり得るのか――どう発展させるかカギ
2026年1月25日、幕張メッセで「DRAGON BALL」40周年イヤーのクライマックスを飾るイベント「ドラゴンボール ゲンキダマツリ」が開催される。
公式サイトには「新展開超発表ステージ」の告知があり、ファンの期待が一気に高まっている。
この一大イベントでは、アニメシリーズや劇場版など、新たな動きが発表されるのではないかとウワサされている。
そこで本稿では、これまでの映画スパン、漫画版『ドラゴンボール超』のストック量、そして鳥山明先生の関与を手がかりに、少し冷静に予想してみたい。
まず注目すべきは、近年の劇場版の公開間隔だ。直近4作を振り返ると、『ドラゴンボールZ 神と神』(2013年)、『ドラゴンボールZ 復活の「F」』(2015年)、『ドラゴンボール超 ブロリー』(2018年)、『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』(2022年)と、おおよそ3~4年おきに新作が発表されている。
このリズムを基準に考えると、2026年頃に新劇場版が公開される可能性はきわめて高い。
それとともに、アニメ『ドラゴンボール超』の続編制作にも期待の声が上がっている。
アニメ『超』は2018年に全131話で終了しており、物語は「力の大会編」までが描かれた。
一方で、鳥山明氏が監修していた漫画版『ドラゴンボール超』はその後も連載が続き、「銀河パトロール囚人編」(モロ編)、「グラノラ編」、そして最新の「スーパーヒーロー編」へと展開している。
このうちアニメ未映像化の章が複数残っており、再開の“素材”としては十分なストックが存在する。 これを活かさない手はないだろう。
原作者である鳥山先生が2024年3月に逝去されたこともあり、完全オリジナルの新作を制作すれば、ファンから「鳥山作品ではない」と反発を受ける可能性がある。
その点、鳥山先生が監修していた漫画エピソードをアニメ化することは、ファン心理としても納得がいく選択だ。
ただ、仮に完全新作の劇場版が制作されているとしても、鳥山先生がまったく関わっていないとは言い切れない。
というのも、2022年公開の映画『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』は、実は2017年から制作が始動していたと明かされている。製作準備期間を踏まえると、新作にも鳥山先生が生前の段階で関与していた可能性は十分に考えられるのだ。
『サザエさん』や『クレヨンしんちゃん』『ドラえもん』『ちびまる子ちゃん』など、原作者亡き後も新作エピソードが作られ続けているアニメはいくつかあるが、それらは主に“日常系”の作品だ。
『ドラゴンボール』のような長期ストーリー型の作品で、原作者不在のまま新章を展開する例はほとんどない。
だからこそ、今回の「ドラゴンボール ゲンキダマツリ」は、単なる作品発表イベントにとどまらない。今後この世界的コンテンツをどう継承し、発展させていくのか――その方向性を公式が示す場になる可能性がある。
40年の歴史を背負い、いま再び“新しいドラゴンボール”が動き出そうとしている。