【社会】日本の刺身と何が違う? 新大久保でいま話題の「韓国刺身」を食べてきた
【社会】日本の刺身と何が違う? 新大久保でいま話題の「韓国刺身」を食べてきた
●韓国料理でいま人気急上昇中の「韓国刺身」を新大久保で味わってきた!
最近、日本で食べられる韓国料理も種類が増えて、サムギョプサルなどの焼肉系だけでなく、チーズがとろ~りのファストフードも大人気。そんな韓国料理の中でも、じわじわ人気が出てきているのが「韓国刺身」です。
東京屈指のコリアンタウン・新大久保には韓国刺身専門店が数軒ありますが、その中でも、料理の豪華さ・コスパ抜群の『水産市場 新大久保店』に行ってきました。場所は、新大久保駅から大久保通りを明治通り方面に歩くこと10分ほど。ちょっと路地を入ったところにお店があります。
この店も他の韓国刺身屋もだいたい同じなのですが、1名あたりの価格が決まっているコースと、人数は何名でも決まった量の料理が出てくるセットがあります。韓国刺身といっても、刺身だけではなく、海鮮を中心にした韓国の代表的な料理がどんどん出てくるのです。
今回は5人で伺い、「豪華な飲み会に◎高級食材アワビや特大刺身で贅沢なひとときを(20品)」というCセット(1万7028円)をオーダーしました。一人3406円です。
どんどん出てくる韓国料理と刺身に大満足&大満腹
オーダーして待つことしばし。料理がお任せでどんどん出てきます。左上から時計回りに刺身の和え物、サザエ、玉子チム、韓国式トンカツ。
カンジャンケジャンは新鮮な生のワタリガニを醤油ダレにつけて熟成させた料理。韓国にはこれを専門に出すお店が多くあります。殻ごとかぶりついてチュウチュウ吸うと、とろりとした身の食感がたまりません。ワタリガニの旨みが口いっぱいに広がります。
これまた最近流行っているタコの刺身・サンナッチです。ウニョウニョ元気に動いています! 箸で掴もうとすると逃げるし、そして口に入れるとくっつくしで、食べるのがなかなか大変。しかしそれが新鮮な証拠。生臭さはまったくなくコリコリの食感です。味付けはごま油と塩で、シンプルながら非常に美味。
次々に出てくる料理をつまみながらマッコリを飲んでいると結構お腹がふくらんできますが、そこへ容赦なく真打ち登場。
高級な温泉旅館で出てくるような舟盛り! 日本の刺身と違う点は、サンチュとエゴマの葉、そしてコチュジャンとニンニクスライスが添えられていることです。
刺身の種類は、鯛、ホタテ、甘エビ、アワビ、サザエ、ホヤなど盛りだくさん。刺身の魚たちは店内の生簀から直行なので、鮮度抜群。
ホヤは日本でも酒肴として呑兵衛に愛されるつまみですが、韓国では昔から人気食材で、一昔前までは日本で獲れるホヤも大部分が韓国に輸出されていました。
韓国刺身はサンチュとエゴマの葉に刺身をのせて、コチュジャン、好みでニンニク、唐辛子と一緒に包んで食べます。野菜がたっぷり摂れてヘルシーかつ、お酒にも合って、とても良い食べ方です。ちなみに醤油とわさびもちゃんと用意されているので、日本式で楽しむこともできます。
刺身の後も、さらに料理が続きます。料理は大体同じなのですが、入荷状況によって多少変わるそうです。写真を載せていないのですが、チヂミ、焼き魚などあと何品かありました。
そして、〆は刺身として出てきた鯛のアラを使った海鮮鍋・メウンタンです。魚を余すことなく使い切るスタイル。美味しいのですが、ここまで来るともうお腹いっぱい! セットだと単品だと頼まないような料理と出会えるのでひたすら楽しいです。新大久保に韓流散歩にお出かけの際は、食事の候補にぜひ入れてみてください。