【NTV】日テレが旧ジャニタレント起用を「検討できる段階に入った」と言及「対応していただいている」

日本テレビは26日、都内の同局で定例会見を行い、SMILE－UP．（旧ジャニーズ事務所）所属タレントの番組への新規起用について「検討できる段階に入った」などと言及した。

編成担当の福田博之専務は「SMILE－UP．社の取り組みを注視しながら適切に判断していく、ということに変わりはありません」としつつ、前回の同局の定例会見が昨年11月だったことを踏まえ、「当時に比べましたら進んだと考えている。状況から、新規の起用については、検討できる段階に入ったのかなと判断しています」とした。

既に同社に対して適切な補償や、再発防止策やマネジメント体制の構築、社名変更などを申し出、複数回対話をしてきた。SMILE－UP．所属タレントやスタッフの移籍先となる新会社、STARTO ENTERTAINMENTの福田淳社長ら、新経営陣が昨年12月に日本テレビに来社したという。福田専務は「経営体制や資本状況などの説明を受けました。われわれが申し入れた点についてはしっかりと対応していただいていると確認いたしました」と明かした。

SMILE－UP．社によると、先月31日時点で補償受付窓口に被害を申告したのは計948人になり、うち242人に補償内容を通知。合意者数は計190人、うち支払者数は計170人となったという。福田専務は「11月の頃と比較するとかなり状況は進んでいる。4月以降の起用については検討段階に入っている」と述べた。