【音楽】岡本真夜『TOMORROW』ヒットで味わった「世間のイメージとの大ギャップ」…50歳になって抱く「人生後半の目標」とは

【音楽】岡本真夜『TOMORROW』ヒットで味わった「世間のイメージとの大ギャップ」…50歳になって抱く「人生後半の目標」とは

岡本真夜の『TOMORROW』は、本当に素晴らしい曲ですね。

1 湛然 ★ :2024/04/30(火) 06:47:40.56 ID:SK/Nj2B69

4/29 SmartFLASH ※抜粋
https://smart-flash.jp/entame/284064/
(写真・木村哲夫)

(出典 data.smart-flash.jp)

――自分で曲を作るようになったきっかけは?

「あるとき、事務所のスタッフに『曲を作ってみない?』って軽い感じで言われて、『作曲入門』的な本を買って、読んでみたら『コード進行が云々』って書いてあって。私、コードがよくわからなかったので、その本はすぐに閉じました(笑)。

 鼻歌で思いついたメロディをカセットテープに録音して、パズルのように組み合わると、なんとなく曲になったので、スタッフに聴いてもらったら、『作れるね』って言ってもらえて。

 だったら全部、自分で作っちゃおう! って。歌手志望が、シンガーソングライターに変わったみたいな感じです」

――初めて作った曲が『TOMORROW』?

「はっきりとは覚えていませんが、ほぼ同時期に3曲作ったんです。『TOMORROW』は、そのなかの1曲で、あとは『BLUE STAR』と『ハピハピ バースディ』でした。

――ヒットする感触はありましたか?

「まったくないです。スタッフも誰も思ってなかった(笑)。作ったときはミディアムバラードで、今みたいなテンポのある感じではなかったんです。ドラマの主題歌に決まって、ドラマのプロデューサーがアップテンポにしてくれということで、変更になりました」

――バラード曲をアップテンポの曲に。拒否反応はありませんでしたか?

「私、そのへんすごく頑固なので、自分が最初に作った完成形を1ミリでも崩されちゃうと、納得ができないんです。そもそも、作るのも歌うのもアップテンポの曲が苦手だし、バラードが好きだったから、バラード曲でデビューしたかったですし……。

 ただ、アップにしたことでこの結果なので感謝しています。違和感は、10年以上ありましたけど(笑)。

『TOMORROW』以外の曲に関しても、生意気だったけど、レコード会社のプロデューサーによく反抗していました。歌詞の修正とかの話し合いを持っても、ずっと平行線でしたけど。最終的には私が負けましたが、負けた結果がこの結果(大ヒット)ですからね(笑)」

――ノンプロモーションは事務所の戦略だったのでしょうか?

「じつは私、ずっと表に出ない約束をしていたんです。歌手になりたかったけど、自分が歌った歌だけが世の中に出ていけばいい。自分が前に出るのではなく、歌が流れてくれたらもうそれだけで幸せで、自分はひっそり暮らしたいと思っていました。

 でも、私はまだ21歳で、いろいろ言いくるめられて、テレビに出なければいけなくなりました。なるべくなら、ひっそりと暮らしたい。曲を作って、歌って、世の中に出す。それだけで十分。10代のころから今もそのスタンスは変わってないですね」(※中略)

――では、自分が幸せだと思うのはどんなときですか?

「私は酒豪ではなくて、家ではいっさい飲まないんですけど、友人と飲むスパークリングワインの一口めが好きですね。至福のときです。それを目標に頑張っています。ふふふ(笑)」

――それは予想外でした。

「そんなイメージないですか? 私、実際の自分と世間さまが思ってるイメージがほんとに違いすぎて、けっこう悩んだ時期もあります」

――どんなふうに違ったのでしょうか?

「デビュー当時によく言われたのは、『お部屋がレースのカーテンで、紅茶を飲んでて、フランス映画を観てるイメージ』だと。すごく言われたんですけど、ぜんぶ違います(笑)。部屋にレースはないし、紅茶よりコーヒー、カフェオレ。

 フランスは好きだけど、フランス映画よりもアメコミやマーベル作品のほうが好き。『トランスフォーマー』と*ごく好きです。息子としょっちゅう観に行っています。今はそういうイメージを気にしないようになりましたね」(※中略)

――来年は30周年を迎えます。

「いろんな経験をして、いろんな人と関わってきて、嫌な思いもたくさんしてきたうえで、50歳になって、ここからが人生後半です。まずは自分がどう生きたいかを大事にして、他人軸で生きている自分をなるべくカットしようと思っています。

 いろいろと環境の整備をしたので、ここからは楽しみがいっぱいですね。これからは、後悔しない生き方ができたらいいなと思っています」

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