【芸能】のんの目の演技が光る、阿部寛“進藤”が「その目は輝いていた」とせりふでも言及<キャスター>
【芸能】のんの目の演技が光る、阿部寛“進藤”が「その目は輝いていた」とせりふでも言及<キャスター>
阿部寛が主演を務める日曜劇場「キャスター」(毎週日曜夜9:00-9:54、TBS系)。4月27日放送の第3話で、新たな万能細胞を発見した研究員役として、のんが出演。その演技に視聴者から反響が寄せられた。(以下、ネタバレを含みます)
■型破りなキャスターが闇に葬られた真実を追求する社会派ドラマ
同ドラマは、テレビ局の報道番組を舞台に、型破りなキャスターと番組に携わるスタッフたちが闇に葬られた真実を追求し悪を裁いていく、完全オリジナルストーリーの社会派エンターテインメントドラマ。
阿部寛が扮(ふん)する主人公の進藤壮一は、公共放送で社会部の記者として15年間キャリアを積んだあと報道番組のキャスターになり、民放テレビ局・JBNに引き抜かれて「ニュースゲート」のメインキャスターに就任したキャラクター。
「ニュースゲート」のスタッフ陣として、総合演出の崎久保華役を永野芽郁、番組ADの本橋悠介役を道枝駿佑、サブキャスターの小池奈美役を月城かなと、プロデューサーの山井和之役を音尾琢真、編集長の市之瀬咲子役を宮澤エマら。また、報道番組のスタッフらを束ねる報道局長・海馬浩司役を岡部たかし、JBNの会長・国定義雄役を高橋英樹が務める。
■新たな万能細胞の発見が大騒動に
第1話では政治家の贈収賄疑惑、第2話ではスポーツ賭博と、時事ネタを拾い上げている本作。第3話では、研究者が万能細胞を発見したことに進藤たちが迫った。
帝都大学の研究員・篠宮楓(のん)が、新たな万能細胞である“iL細胞”を発表。ノーベル賞を受賞した組織学研究所・高坂教授(利重剛)のIda細胞を上回る画期的発見だと世界の注目を浴びる。
しかし、篠宮は取材拒否を通し、SNSでは不正疑惑がささやかれ始める。そんな中、彼女の研究をサポートしている栗林教授(井之脇海)が本橋の大学時代の先輩だったことから、「ニュースゲート」の独占インタビューが決まった。
取材は無事に終わるが、オンエアで進藤はSNSで研究不正を告発する匿名アカウントの人物に行った取材VTRも独断で加える。ちょうどそのとき、論文を掲載した科学雑誌がデータ改ざんを指摘して論文の取り下げを発表。iL細胞をめぐる疑惑はさらなる大騒動になるという展開が描かれた。
■演じるキャラクターの思いが目から伝わる、のんの演技
結果として、篠宮の知らないところで、研究を共にしていた小野寺教授(花總まり)が、3億円の研究費を手にするため、データの改ざんをしていた。
進藤はまたしても鋭く真実を暴いていった。そんな進藤は、小野寺への内部告発を決意した篠宮に「初めてあなたに研究室でインタビューしたとき、その目は輝いていた。iL細胞の可能性を少しも疑っていなかった。それはなぜ?」と問い掛けた。
篠宮は少し悲し気に、でも真っ直ぐ進藤をその目でとらえて「3人で見たからです。私と栗林さんと小野寺教授で一度だけ、青白く光るiL細胞を見たんです。これは本当です。あの夜、私たちはなんとしてでもこの研究を完成させる、そう誓ったんです」と答えた。
思い返せば、確かに序盤のインタビューシーンの篠宮はキラキラした目をしていた。そしてこの進藤の質問に答えたシーンでは覚悟を持った強い目へと変化する。
また、騒動の渦中、本橋に「不正なんかしていません…iL細胞は存在するんです!」と訴えたときの、不安だけど懸命な目。データ改ざんを知っていて、良心の呵責から自殺未遂した栗林の病室で進藤からどこかでおかしいと思いながらも見て見ぬふりしていたのではないかと追及され、「過ちは今からでも正せますよ」と言われたときの憂いを帯びた目。
篠宮を演じるのんは、その眼差しで篠宮の思いを伝えた。SNSにも「目がほんとにキラキラしていた」「やっぱり目で訴える演技すごいな」「目だけのお芝居って本当に難しいことだと思う」「いい目してる」「のんちゃんの目力は唯一無二」と反響が上がった。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
