日テレHD株主総会　国分太一巡るコンプラ違反の質問相次ぐ、回答は「刑事事件になる事案ではない」

日テレHD株主総会　国分太一巡る質問相次ぐ「何をしたんだ？」　回答は「刑事事件になる事案ではない」

　日本テレビホールディングス（HD）の株主総会が27日、東京・汐留の日本テレビタワーで行われた。株主からは25日に解散発表したTOKIOの国分太一（50）のコンプライアンス問題行為についての質問が相次いだ。

　参加者は162人。午前10時に始まり、午前11時42分に終了した。読売巨人軍取締役オーナーの山口寿一氏、日本テレビの福田博之社長ら10人の取締役と1名の補欠鑑査役の選任が行われた。

　日本テレビは20日、国分に過去にコンプライアンス上の問題行為が複数あったとして、「ザ！鉄腕！DASH！！」降板を発表。

　同局の福田博之社長が会見を開いたが、問題行為の詳細についてはプライバシー保護を理由に明かさなかった。同日に国分は無期限の活動休止を表明。わずか5日後の25日に株式会社TOKIOはこの日をもってTOKIOを解散することを発表した。

　株主からは、国分を巡る質問が相次いだ。「何をしたんだ？」と国分の問題行為を追求する質問もあった。

　参加者によると、日テレHD側は問題行為の詳細は明かさなかったが、「刑事事件になる事案ではない」と話したという。また、「コンプライアンスの問題は今後も適切に対応していく」と社の姿勢を示したという。

　参加者は「『セクシー田中さん』の原作者の芦原妃名子さんの死去に揺れた去年の株主総会に比べると、紛糾する株主は少なかった」と明かした。