【サッカー】久保建英の弟・瑛史17歳がC大阪に電撃加入! 兄と同じスペインからJリーグ経由で世界へ Rソシエダード下部でプレー
【サッカー】久保建英の弟・瑛史17歳がC大阪に電撃加入! 兄と同じスペインからJリーグ経由で世界へ Rソシエダード下部でプレー
久保建英の弟・瑛史17歳がC大阪に電撃加入 兄と同じスペインからJリーグ経由で世界へ Rソシエダード下部でプレー
サッカー日本代表MF久保建英(24)の弟・瑛史(えいじ、17)が、J1のC大阪に電撃加入することが20日、分かった。
欧州関係者によると、近日中にも正式発表される見込み。
瑛史は中盤で攻守の中心となるボランチの位置で、スペイン1部のRソシエダードの下部組織に所属するなど、国内外で研さんを積んできたホープ。兄が歩んだ道のりと同じくJリーグからスターダムを駆け上がる。
今夏スペインの高校を卒業した瑛史は、すでにC大阪のトップチームでの練習に参加。
バルセロナの下部組織を経て、FC東京でキャリアをスタートさせた兄・建英と同じように、Jリーグからプロ選手として歩み始める。
U―15まで横浜Mの下部組織で過ごし、兄がRソシエダードへ移籍した同年、同クラブの下部組織へ入団。広い視野に加えてボールタッチやゲームコントロールにも優れており、ボランチを主戦場とする。
左を利き足にドリブル突破や推進力に定評があるアタッカータイプの建英とは違い、利き足は右で万能型のMF。
スペイン国内メディアの評価も「洗練されたテクニックとゲームを読む力が際立っている」「(イングランド1部アーセナルMFの)マルティン・スビメンディのスタイル。彼のプレーは技術的にも十分すぎる」などと高い。
歩む道ははっきりしている。元日本代表MF香川真司(36)=C大阪=、同MF乾貴士(37)=清水=、フランス1部モナコでプレーする現代表MF南野拓実(30)、6月にオーストリア1部ザルツブルクへ移籍したMF北野颯太(21)ら、C大阪から海外へ挑戦した選手は多数。
先輩たちのように、土台づくりから、日本を代表する選手へと育っていく。
C大阪の現在のボランチには田中駿汰(28)、喜田陽(25)ら選手層も厚く成長への刺激にもなる。瑛史は早ければ、23日の神戸戦(ヨドコウ)には出場登録も完了する見込み。
FC東京U―23で15歳5か月1日の最年少Jリーグデビューを果たした建英のように、9月2日で18歳を迎える瑛史もまた、一日も早い公式戦デビューが期待される。
まだまだ伸び盛りな17歳。C大阪の“桜の戦士”として経験を積み、世界で戦う兄の背中に近づいていく。
◇久保瑛史アラカルト
▽名前 久保瑛史(くぼ・えいじ)
▽生まれ 2007年9月7日、神奈川・川崎市。17歳。
▽サイズ 身長170センチ
▽サッカー歴 横浜Mの下部組織でプレー。19年にはU―12ジュニアサッカーワールドチャレンジにも出場した。横浜MのU―15でもプレーした後、建英と同じく22年にRソシエダードの下部組織に加入。昇格を果たし、U―19でプレーしていた。
▽利き足 右
▽家族 父母と兄
▽いとこ 陸上女子800メートル日本記録保持者の凛(17)=東大阪大敬愛高=。凛の父が久保兄弟の弟にあたる
◆兄・建英は10歳でバルサ下部「日本のメッシ」
兄の建英は10歳だった2011年9月に川崎の下部組織から日本人初となるバルセロナのカンテラ(下部組織)に入団。当時のバルサ関係者が「10歳にして彼はフットボーラーだ」と絶賛し「日本のメッシ」とも呼ばれた。
15年にバルセロナに国際登録の違反があって退団すると、同5月にFC東京の下部組織に入団。17年11月にトップチームに昇格し、18年8月から期限付きで横浜Mに加入。19年1月にFC東京に復帰すると、同7月にスペイン1部Rマドリードに移籍を果たした。
同8月にマジョルカに期限付き移籍すると、その後はヘタフェなどを経て22年に現在も所属するRソシエダードに加入。世代別代表にも常に飛び級で選出されており、東京五輪も経験。A代表には19年6月のエルサルバドル戦で初出場を果たしてから定着し、通算44試合で7得点。
6月の26年北中米W杯アジア最終予選で初めて背番号「10」を背負い、日本の8大会連続W杯出場に貢献した。