【映画】映画館が「観客のマナー違反」で異例の謝罪…「最前列の男性がスマホ画面を点灯させ続けた」「注意されてもやめず」
【映画】映画館が「観客のマナー違反」で異例の謝罪…「最前列の男性がスマホ画面を点灯させ続けた」「注意されてもやめず」

そこには次のように記されている。
「当該の上映回におきまして、一部のお客様の鑑賞マナーにより、最適な鑑賞環境をご提供できない状況にございました。映画鑑賞を楽しみにご来場いただいたにも関わらず、ご不快な思いをさせてしまい誠に申し訳ございません」
文面には、スタッフによる巡回強化や上映前アナウンスの徹底など、再発防止策を講じることも記されていた。だが、実際に何が起こったのかまでは触れられていない。
映画館が観客のマナー違反を理由に謝罪文を公開するのは異例のこと。SNSではすぐさま話題となった。
(略)
今回、実際に当日その場に居合わせた観客の一人・Aさん(匿名)から証言を得ることができた。
「私は最後尾に座っていたので、シアター全体が見渡せました。観客は7割ほど入っていて、最前列の真ん中に帽子をかぶった一人の男性がいました。その人が本編開始直後からスマホの画面を点灯させ続けていたんです」
最前列中央──多くの観客の視線の延長線上にある位置でのスマホ点灯は、否応なく目に入ってしまう。
何度係員に注意されてもやめず…
「他のお客さんが係員を呼んだのでしょう。上映開始30分ほど経過したころに係員が男性に声をかけにいっていました。すると一度はやめたんですが、5分ほどで再開。さらに30分後にも係員が来て注意し、一度はやめるものの、係員が去るとまた点灯。結局、上映終了まで繰り返していました」
Aさんによれば、係員の声かけに対して男性は反論する様子はなかったという。注意されると淡々とスマホを片付けるが、すぐにまた操作を始めてしまう。その繰り返しだった。
「上映中は、その男性の行為に対するため息やざわつきが大きくあったわけではないです。ただ、一緒に観ていたパートナーが上映後に最初に言った言葉が、そのスマホ男性のことでした。やはりほかの人も同じように、気になって集中できなかったんだと思います」
スマホを操作していた男性は上映後、普通に大勢の客と同じタイミングで早々に退席していったという。