【芸能】脳科学者が明かす!本の知識がなかなか定着しない、読んでもすぐ忘れる…を解消する「脳の使い方」
【芸能】脳科学者が明かす!本の知識がなかなか定着しない、読んでもすぐ忘れる…を解消する「脳の使い方」
8/26(火) 9:01 東洋経済オンライン (榊 浩平 :東北大学応用認知神経科学センター 助教)
https://news.yahoo.co.jp/articles/768386f732674f5d73d1ba236f44097c5c9f2601
実は「多くの日本人が、教科書さえきちんと読めていない」そんな衝撃の結果が、50万人以上が受検したリーディングスキルテストの結果から見えてきました。
30万部超のベストセラーとなった新井紀子氏による著書『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』の待望の続編となる『シン読解力』が刊行されました。本書では、シン読解力(教科書を正確に読み解く力)と学力やビジネスとの関係を明らかにします。
スマホの使いすぎが子どもたちの学力を「破壊」していることを明らかにした、脳科学者の榊浩平さん。脳のメモ帳とも例えられる「ワーキングメモリ」を有効活用することが、学力アップにつながる理由について聞きました。
■脳のメモ帳「ワーキングメモリ」とは?
(※中略)
『シン読解力』の中で、新井先生が「脳のワーキングメモリを無駄な活動に消費しないことが、本当に必要な情報を処理し、必要なときに取り出して問題解決にあたる上で重要」だとおっしゃっていました。
ワーキングメモリとは、「情報を一時的に保持して操作する力」です。単純な「短期記憶」とは異なる概念で、記憶を「使う」機能が求められます。
例えば、ワーキングメモリを測定する典型的なテストが、数字の逆唱です。
「6・2・9」と私が言ったことに対して、回答者が「9・2・6」という形で答える。これは、「6・2・9」という情報を一旦頭に入れて、それを逆方向に入れ替えて出力する、まさに情報を一時的に覚えて、かつ操作するテストなのです。こういった能力がまさにワーキングメモリです。
■本の知識が定着する「能動的」読書法
たとえば本を読むとき、2点注意すると、脳の中の前頭前野という領域が活性化することにつながると考えられます。前頭前野とは、言語や論理的思考、感情の制御、共感や思いやりなどの機能を司る、いわば脳の司令塔のような領域です。
1つ目は、本を能動的に読むことです。
本を受動的にぱっと眺めているだけでは、記憶には定着しにくいでしょう。読みながら自分の頭で内容や要点を整理し、問いを立て、理解を深めていく「能動的な読書」をすることが効果的です。
2つ目は、読んだ情報のアウトプットをすることです。大切なのは「入力」と「出力」をセットで行うこと。
読んだ内容をメモにまとめたり、人に説明したりする「出力」も記憶を強化するカギとなります。これは「アクティブリコール」とも呼ばれ、記憶の定着を大きく高める学習法として知られています。
一度覚えて、それを思い出すということをセットで行うことで、記憶というのは強化されていくと言われています。
ですので、まず自分の中に入ってきた情報を整理しながら読み、自分の言葉に変換をしてメモに残せば「出力」ができます。特におすすめなのは、一緒にいる人に本の内容を話してみることです。
読んでいるときはわかったつもりでも、説明しようとすると理解や記憶が曖昧で意外と言葉が出てこないことに気が付きます。「出力」の練習を繰り返すことで、神経回路が強化され、読んだ本の知識が記憶に定着していきます。
『シン読解力』の中で新井先生は、音読や視写のトレーニングを取り入れることが、課題外在性認知負荷(=学習内容に取り組む以外で生じる認知負荷)を下げ、ワーキングメモリの容量を有効活用するために効果的だと書かれていました。
ワーキングメモリがいっぱいになってしまうと、脳の中で情報がスタックしてしまうので、この「作業外の刺激をなるべく減らす」という指摘はまさにその通りだと思いました。
中でも音読は、脳科学的にも前頭前野を広く活性化する効果的な「脳トレ」であることがわかっています。
音読をしているときには、広範囲の脳領域が活性化します。脳には、使うほど育ち、使わなければ衰えていってしまうという単純な性質があります。
脳の働きを維持するという意味で、音読は大人にとっても認知症予防などの観点で推奨されている方法です。
ワーキングメモリは、スポーツで言えばランニングや筋トレで鍛えるような基礎体力に当たる部分です。脳の基礎となる力を維持するためにも、音読はおすすめの方法です。
(※以下略、全文は引用元サイトをご覧ください。)